ベヒんもスの七夜一冊

社会で孤独を抱えたプレカリアートが週一の読書を通じて何かを取り戻していく優しい物語です(予定)

【テスツ】 「さよなら妖精」 米澤穂信 うろ覚え感想(ネタバレ注意)

 米澤穂信さんがブレイクスルーを果たした青春ミステリです。

 

簡易な感想ですが多分にネタバレを含むので未読の方はページをそっと閉じましょう

 

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

 

 

あらすじ:amazonレビューに譲ります、もーしわけ 

 

【主な登場人物】

 

守屋:主人公の高三男子、誠実ゆえか空気は読めない。

 「俺も連れて行ってくれ」

所々やらかして一部読者のヘイトを集めること必至ですが、まぁ年相応と言ったところでしょう。

 

マーヤ:ヒロインその一、旧ユーゴからの来訪者。17さい。

 「人間は、殺されたお父さんのことは忘れても、奪われたお金のことは忘れません」

結果はさておきボーイ・ミーツ・ガール要員。んー

 

太刀洗:ヒロインその二、主人公を差し置いて探偵役。

 「ねぇ、守屋君。・・・・・・あなた、幸福そうね?」

TO勢の米澤さんがカチュア派だと仰っていたのは忘れません

 

 

白河:ヒロインその三、作品の良心

 「私の名前は矛盾するの」

私、あまり気になりません・・・でしたが終盤ちょっと輝きます

 

 

文原:主人公・守屋の数少ない男友達、悪友ポジではない。姓を『竹原』と記載していたので訂正いたします。今度こそ合ってるよね?

 「俺はどうやら重度に農民的らしい」

未成年が達観しすぎるのは創作物に付き物でしょう

 

 

【所感】

ミステリ要素が散りばめられていますが、ひとつを除いて添え物です。割り切りましょう。青春モノとしては素晴らしい出来だと思います。

(ここまでテンプレ)

 

 

【ここまでスクロールして下さった方への挨拶に代えて】

さよなら妖精』の原材料

 ・太刀洗:25%

 ・マーヤ:25%

 ・酒宴:20%

 ・社会情勢:15%

 ・挫折:15%

 

あくまで個人的な意見です。異論は認めますが聞く耳は持ちません。あしからず。

私自身としては好きな作品です。どうか誤解無きよう。