【テスツ】 「さよなら妖精」 米澤穂信 うろ覚え感想(ネタバレ注意)
米澤穂信さんがブレイクスルーを果たした青春ミステリです。
簡易な感想ですが多分にネタバレを含むので未読の方はページをそっと閉じましょう
あらすじ:amazonレビューに譲ります、もーしわけ
【主な登場人物】
守屋:主人公の高三男子、誠実ゆえか空気は読めない。
「俺も連れて行ってくれ」
所々やらかして一部読者のヘイトを集めること必至ですが、まぁ年相応と言ったところでしょう。
マーヤ:ヒロインその一、旧ユーゴからの来訪者。17さい。
「人間は、殺されたお父さんのことは忘れても、奪われたお金のことは忘れません」
結果はさておきボーイ・ミーツ・ガール要員。んー
太刀洗:ヒロインその二、主人公を差し置いて探偵役。
「ねぇ、守屋君。・・・・・・あなた、幸福そうね?」
TO勢の米澤さんがカチュア派だと仰っていたのは忘れません
白河:ヒロインその三、作品の良心
「私の名前は矛盾するの」
私、あまり気になりません・・・でしたが終盤ちょっと輝きます
文原:主人公・守屋の数少ない男友達、悪友ポジではない。姓を『竹原』と記載していたので訂正いたします。今度こそ合ってるよね?
「俺はどうやら重度に農民的らしい」
未成年が達観しすぎるのは創作物に付き物でしょう
【所感】
ミステリ要素が散りばめられていますが、ひとつを除いて添え物です。割り切りましょう。青春モノとしては素晴らしい出来だと思います。
(ここまでテンプレ)
【ここまでスクロールして下さった方への挨拶に代えて】
『さよなら妖精』の原材料
・太刀洗:25%
・マーヤ:25%
・酒宴:20%
・社会情勢:15%
・挫折:15%
あくまで個人的な意見です。異論は認めますが聞く耳は持ちません。あしからず。
私自身としては好きな作品です。どうか誤解無きよう。